

昨年(2005年)春、故郷・沖永良部島(おきのえらぶじま)の透き通る海のような、瑞々しい歌声でデビューした大山百合香(おおやまゆりか)。最新シングル『さよなら』は、沖縄出身の人気バンド、MONGOL800の上江洌清作氏による、初の他のアーティストへの提供楽曲ということもあり話題を呼んでいる。
先頃行われた地元の「和泊町港祭り」では、8,000人の観衆を前に見事凱旋ライブを飾った。また、MONGOL800のカバー曲『小さな恋のうた』が、エースコック「スープはるさめ」のテレビCMソングに起用されたのも記憶に新しい。そして来る10月18日、遂にファーストアルバム『KIND OF BLUE』がリリースされる。今後の活躍が大いに期待されるシンガー・大山百合香の、その素顔に迫った。
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『さよなら』を初めて聴いたとき、
島の映像が浮かんだ
――8月に、上江洌清作氏による楽曲『さよなら』がリリースされました。それまでの経緯からお訊きしたいのですが。
大山: MONGOL800はデビューシングルのカップリング曲の『あなたに』からカバーさせていただいているんですけど、昨年一度ライブでお会いする機会があって、その時に曲をお願いをしました。初めてお会いしたんですけど、確か冬…あれっ、半袖着てたなあ(笑)。清作さんは私の声は聞いていたんですけど、イメージとは少し違ったみたいでびっくりされてました。21歳ですって自己紹介すると、落ち着いてますねって。ですから第一印象は、すごく純粋な方だなあって。曲や詞に関しては特にこちらからお願いしたことはなくて、どういう風になるのか、楽しみにしていたんです。
――それが形になって届いたときの感想は?
大山: 清作さんが歌ってる声と、ギターとのホントにシンプルな演奏のデモテープだったんです。印象としてはすごく素朴っていうか…でも深みがあって、感動しました!デモテープなのに、ひとつの世界観が出来ていて、すごいなって思いました。
――でも『さよなら』ってタイトルがちょっと切ないですよね?
大山: そうですね…ちょっと寂しんですけど、でもそんなに切なくはなくて、なんだろう、この『さよなら』のおかげで一歩前に踏み出せるというか、前に歩き出せる。その前向き感というのが後半に出てくるんですよ。…そして最初に聞いたときに、島の映像が頭に浮かんだんです。島には浜があって、それを思い出したんです。恋人同士が浜にいて、男性は夢を追いかけて、どこか分からないけど島を出て行く。お互い好き同士なんだけど、夢があるから離れなければいけない。そんな切ない感じがあって、最初はどうかな、歌えるのかなって思ったりしたんですよ。
――テーマが重いな…って?
大山: 自分はよく、あっけらかんというか、明るいって言われていたので、どう表現するかっていうのは、自分の中でもテーマでもありましたね。



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