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沖永良部島出身のシンガー、大山百合香の待望の新作は、収録曲全てが男性アーティストの楽曲のカヴァーアルバムとなった。
MONGOL800の「小さな恋のうた」がエースコックのCMに起用され話題となるなど、かねてからカヴァー曲に定評のある彼女。 彼女が日本の名曲をアコースティック・スタイルで生演奏するという、パックン・マックンがナビゲートするMUSIC ON!TV「Make On The Holiday」の番組コーナー『ニッポンを唄う!』が発端となり生まれたのが今回のアルバムだ。 ORANGE RANGEの『花』やコブクロの『ここにしか咲かない花』などの男性アーティストの楽曲を、彼女流の“アイランド・フレイヴァー”にアレンジして、透明感溢れる、爽やかな作品に仕上げている。アルバムジャケットには、番組同様パックンマックンも登場! 「この季節にぴったりな、温かいカヴァー・アルバムができました」■DISC REVIEW
―ついに番組から生まれた、カヴァーアルバムが完成しましたね!
百合香: 今作は、去年から今年の3月まで担当させてもらっていた「ニッポンを唄う!」という、日本の名曲を新旧問わずアコースティック・スタイルで、生演奏するというコーナーがきっかけなんですよ。 「どんな曲を歌って欲しいですか?」って、毎回番組内で募集したんです。リクエストだけに限らず自分が歌いたい曲も出しました。アコースティックギターと歌、キーボードと歌といったシンプルなセットでやっていたんですよ。 ―それをパックンマックンが演奏するという・・・? 百合香: パックンマックンは見守っている、という感じです(笑)! ―(笑)ですよね、失礼しました・・・。 百合香: ジャケットにも登場してもらいました。 ミュージシャンっぽくて、なかなか気が付かれないんですよ。 ―では「ニッポンを唄う!」というコーナーの由来を聞かせてください。 百合香: 『小さな恋のうた』で私の事を知ってもらえて・・・その曲も男性のカヴァーでした。だったら今回は思い切って全部男性の楽曲にしようと。 カヴァーは今までリリースした作品毎にやらせてもらっているんです。 ―全編を通して聴かせていただきましたが、全体的に温かい印象を受けました。 百合香:この(放送をしていた)場所が、半分野外で半分室内という変わった場所だったんですね。 時間帯もお昼時で、晴れた日なんて「昼下がりの午後に、音楽はどうですか?」といった雰囲気で、正にそういった温かいイメージで歌ったので、そういった感じで聴いてもらえたら、嬉しいですね。 ―さて話は変わりますが、今作のレコーディングはどのような雰囲気で行われたんですか? 百合香: それがですね、びっくりするくらい時間がなかったんですよ。レコーディング期間が2週間ぐらいでしたね。 レコーディングスタジオって、張り詰めた雰囲気が多いんですけど、今回はそういうこともなくって、ミュージシャンも「ちょっとこういうのやろうか」って、ライブレコーディングみたいな雰囲気でした。 だから、色んなスタイルでレコーディングができました。アレンジにイメージを膨らませた曲もあれば、一発録音の曲もあります。 私の曲ってスローテンポのバラードが多くって、『永遠に』や『PIECES OF A DREAM』は、アップテンポだったので「どうなるのかな?」なんて思ったりもしました。 それからアレンジでも、三線を入れたりして南の音楽の要素を取り入れました。 それらをひっくるめて“アイランド・フレイヴァー”なんて呼んでるんですけどね。 そういうアレンジをしているので、温かくなる季節に、温かい気持ちになってもらえるアルバムだと思っています。それと、全て男唄なので、女性の視点で歌うことによって、またオリジナルとは違う魅力を引き出せたらと思います。 ―楽しそうなレコーディングのようでしたね。アコースティックは難しいというイメージがありますが、そうではなかった? 百合香: そうですね。 私が島でやっていた音楽は、かっこいい言い方をすればアコースティックになるんですけど、もっとアコースティックというか(笑)。例えば、誰かが一音鳴らして、皆がそれに合わせて歌ったり、踊ったり、和んだ雰囲気で楽しみながらやっていたので、そこが楽しかったですね。 笑顔が出ちゃうんですよ、生の音楽を聞いちゃうと。だから、そういう雰囲気もアルバムに出せたらいいなって。 私の歌は、繰り返し聴くと色んなイメージが膨らむことが多いんです。だから、いっぱい聴いて欲しいですね(笑)。 ―それはありますね。前作でも、いちばん驚いたのは『さよなら』ですよ。パァっとした気分で聴いたんですけど、聴き終わってから「そういえば、これって別れの曲だよね」って思っちゃいましたから。 百合香: 良く考えたら切なくなるような・・・でも最初に聞くとそういう感じはしないんですよね。 ―そこがいいところだと思います。ところで今作中には、百合香さんが知らなかった曲も入っているのでしょうか?百合香: ほとんど知ってました。 『想い出がいっぱい』は教科書に載ってましたし、『風になりたい』は、吹奏楽をやっていたので、演奏したことがありました。 ―なかには、珍しい曲も入っていますね。徳永英明さんの楽曲をカヴァーという、逆をやってます。 百合香: そうですね(笑)!名曲に島感を加えたら、面白いかなって思って、あえて三線を入れたんです。わざわざ鳩間可奈子ちゃんに沖縄から来てもらって、三線を弾いてもらいました。 今回は、翌日には帰るというハードスケジュールだったんですが、当日東京は雪が降っていて、とても喜んでましたよ。そのおかげかサウンド面でも、新しい音楽が作れたんじゃないかなって思います。 イントロを聞いて、これが『壊れかけのRadio』だと分かる人はいないと思います(笑)。 ―そんな聴きどころ満載の、楽しく温かいアルバムなんですね。 百合香: 今回はジャケットまで見どころ満載です!ジャケットにも音楽が流れている感じを出したかったんです。パックンマックンさんには『花』のPVにも出演してもらったので、そちらもご覧ください。外見も中身も楽しんでいただけるアルバムだと思います。 ―今回は久しぶりにお話を聞かせていただいていますが、昨年は映画(河童のクゥと夏休みの主題歌を歌う)など何かと忙しい日々を過ごされたようですね。 百合香: そうですね。あの時は初めて舞台挨拶をさせていただいて、貴重な体験でとても嬉しかったです。 大山百合香 プロフィール1984年5月20日生まれ。 【大山百合香公式HP】http://www.ohyamayurika.com/
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