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本田涼子デザイン洋装紬
1978年、世界で初めて本場奄美大島紬を洋装に取り入れ、大島紬を世界に発信し続けている服飾デザイナー、本田涼子さん。
奄美大島紬の軽さ、肌触り、通気性のよさなどの特徴を活かしつつ、現代のファッションシーンに合わせてデザインされる紬は、国内外を問わず反響を呼んでいます。
今回は、そんな本田さんデザインの紬のドレス5点が披露されるということで、NDC(日本デザイナークラブ)主催「2007NDCモードコレクション」にお邪魔してきました。

“風・布・織”のテーマにあわせた5つのドレス


紬3会場に三味線の音が響く。その音に誘われ、5人の女性がドレス姿で現れた。そのドレスは、全て本場奄美大島紬…。
奄美市名瀬で、ツムギ・ブティック「クチュール蘭」と、その2号店「糸ぐるま」を経営する服飾デザイナーの本田涼子さん。奄美大島商工会議所女性会副会長、本場奄美大島紬協同組合女性部会会長などの奄美や紬に関する肩書きを持つ一方、全国和装産地女性会会長、国際ソロプチミスト奄美広報委員長、日本舞踊一条流師範分家家元補佐…など、女性としての活動も数多くこなしている。

紬を日本全国へ、世界へ広めたい


紬1亡き母が愛用していた大島紬をツーピース・ドレスに仕立て直し、自分で着たのが始まりだそう。
始めた当初は「紬の伝統が壊れる」「違和感がある」という批判もあったが、高級感のある大島紬の光沢や軽くて丈夫な着心地などが好まれ、注文が島内外から相次いだという。
「より着やすい洋服のほうが、大島紬に触れてもらいやすい。紬のよさを知ってもらいたいから、こうして洋装のデザインや紬をもって世界に出てるんですよ」
そう話す本田さんの顔は、いきいきとした笑顔が溢れていました。

2007NDCモードコレクションの会場から


紬4今回の「2007NDCモードコレクション」、会場はファッショントレンドの発信地原宿にあるharajukuQUEST HALL。
名誉会員のタケオニシダ、コシノヒロコデザインのドレスも披露されたこのショーでは、日本デザイナークラブに所属する学生らの作品から個人ブランドを展開するデザイナーまでの幅広いドレスショーとなりました。
客席も若い学生から年配の方まで、男女問わず様々なひとたちが注目する中でのショー。本田さんの大島紬の作品は、生地が珍しいということもあってか、客席の視線を集めていましたよ。
「大島紬」と聞いて思い浮かべる古典的な着物のイメージは全くなく、大柄のバラがデザインされた紬や、ピンクの刺繍が施されたレースを袖にあしらったドレスなど、細身のシルエットで上品に見える紬は、「大島紬」を知らなかった人でもステキだと思ってくれたであろう作品でした。
ショーの後、ロビーに展示された大島紬の反物には大勢の人だかりが。本田さんの「大島紬を広めたい」という思いは、着実に根付いているようです。紬のドレス



本田敦子・涼子■プロフィール■
本田 涼子 (ほんだ りょうこ)

東京織田文化学院卒業。本場奄美大島紬服飾デザイナー。日本デザイナークラブ正会員。1978年「クチュール蘭」を設立し、「奄美コレクション涼」のブランド名で、紬の洋装デザインを広める。県催「燃える鹿児島交流会」指導公園、松本翠(イトキン)本田涼子二人展、NDCファッションショー作品出展、奄美群島復帰50周年記念紬ショー、愛・地球博紬ショーなどの国内での活動をはじめ、1993年「パリ匠のパリ展」(パリ)、2007年奄美島唄と紬祭り(ロサンゼルス)など海外でも活躍。
奄美大島商工会議所女性会副会長、本場奄美大島紬協同組合女性部会会長、全国和装産地女性会会長、国際ソロプチミスト奄美広報委員長、奄美警察署協議会委員、日本舞踊一条流師範分家家元補佐、職業訓練指導員、奄美発ニューモード21代表など、多くの肩書きを持つ。
 
【「本場奄美大島紬 クチュール蘭」ブログ】http://yosotumugi-ran.cocolog-nifty.com/blog/

 

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