奄美群島が形成されたのは、約100万年前。地殻変動や氷河期の海面変動などにより、奄美を含めた琉球列島が大陸から分離しました。島々に残された動植物は、固有の生態系を保ったまま独自に進化を遂げました。そのため奄美には、天然記念物を始め数多くの珍しい動植物が生息しています。 奄美大島や徳之島は、緑豊かな山々や変化に富んだリアス式の海岸線といった、ダイナミックな自然が特長ですが、喜界島、沖永良部島、与論島は隆起さんご礁でできているため、平坦です。 また「東洋のガラパゴス」と称されるほど、奄美の海は個性豊かな魚や生き物であふれています。島の周囲を取り囲む珊瑚礁も美しく、ダイビングには最適です。 また奄美地方は、かつて琉球や薩摩に支配され続けたという歴史的背景から、二つの文化の影響が色濃く見られます。 各島々で唄い継がれてきた民謡(シマ唄)は、独特の音階と裏声の技法を持ち、先人たちの想いを今に伝えるものとして、人々に愛され続けています。 奄美の産業としては、サトウキビや果物の栽培、漁業などが盛んで、特に黒糖焼酎は奄美を代表する特産物のひとつです。伝統工芸では泥染めの大島紬が全国的に有名です。